8日に行われたパリ・サンジェルマン対イスタンブール・バシャクシェヒルの試合は異例の事態となった。

前半途中に第4審のセバスティアン・コルテスク氏がイスタンブール側のアシスタントコーチを務めるアチール・ウェボ氏を「この黒人の男」と呼んだことで、選手側から激しい反発があった。

その結果両チームがピッチから引き上げることを選択し、試合は中断。9日に改めて運営スタッフを変更した上で再開されるという異例の裁定となった。

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そして、『SKY』に出演したジャーナリストのアレッサンドロ・アルシアト氏がこの中断事件について興味深い情報を明かした。

記事によれば、両チームがピッチから引き上げたあと、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領からイスタンブール・バシャクシェヒルのオーナーに電話があったという。

大統領は「ピッチには戻るな」と命令し、オーナーは選手たちにその意向を伝え、選手たちがパリ・サンジェルマン側に「試合を中断するように命令された」と伝達したとか。

なお、10日に改めて行われた試合ではパリ・サンジェルマンが5-1とイスタンブール・バシャクシェヒルを圧倒し、勝利を収めている。

UEFAはこの事件について徹底的な調査を行う予定となっており、今後関係した人物の処分などが決定されるという。

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