25日、かつて世界最高の選手として広く称賛されていたアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナがこの世を去った。

彼がクラブレベルで最も印象的なプレーを見せたのは、イタリア・セリエAのナポリであることで知られる。

バルセロナを離れたあとにイタリアへやってきた彼は、決して強豪ではなかったナポリをいきなり上位へ導き、1986-87シーズンにはクラブ史上初となるセリエA制覇、コッパ・イタリアとの二冠を達成している。

マラドーナとナポリの関係は極めて深く、2017年には名誉市民の資格も与えられており、街の英雄的存在である。彼の死を知ったナポリのサポーターは、マラドーナがプレーしていた本拠地サン・パオロに集まり、そこに花や蝋燭を捧げている。

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そして、これを受けてナポリの市長を務めているルイージ・デ・マジストリス氏は、スタディオ・サン・パオロの名前を「ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」に変更しようとSNSで宣言した。

マラドーナがナポリに加入したのは1984年。スタディオ・サン・パオロでの会見ではヘリコプターから降り立つというパフォーマンスも行われた。

街に優勝トロフィーをもたらした英雄の名前がスタジアムに冠されることになるだろうか。

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