アトレティコ・マドリーは25日にUEFAチャンピオンズリーグでロコモティフ・モスクワと対戦し、0-0の引き分けとなった。
この試合ではFWジエゴ・コスタがメンバーから外れていたのだが、『AS』の報告によれば、その理由は「深部静脈血栓症」に罹患したためだったようだ。
深部静脈血栓症や下肢静脈瘤と呼ばれる病気は、足から心臓へと至る血管に血液の塊ができてしまうもの。
長時間足を動かすことができない状況から急に立ち上がったりすると発症しやすく、その血栓が肺まで至るとエコノミークラス症候群(肺血栓塞栓症)となる。
ジエゴ・コスタは24日の練習を体調不良のために途中で切り上げていたが、診断の結果深部静脈血栓症であることが判明したという。
9月に彼は新型コロナウイルスに感染したため長期の療養を余儀なくされていたが、その影響もあったのではないかと推測されている。
記事によれば、ジエゴ・コスタは今後血栓を溶かすための抗凝固薬による治療を受けるとのことで、長ければそれは半年以上を必要とする可能性もあるとか。
現在マルセイユに所属しているGKヨアン・プレはエコノミークラス症候群によって引退の危機を経験し、当時は1年以上の療養を余儀なくされている。
ジエゴ・コスタの状態は詳しく判明していないものの、できるだけ早く復帰できることを祈りたい。