新型コロナウイルスによる中断明け後に交代枠を5つに増やしたプレミアリーグだが今季から3に戻した。
リヴァプールのユルゲン・クロップ監督やマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は選手が守られていないとして、5人交代の復活を訴えている。
PFA(イングランドのプロフットボール選手協会)も2人を後押ししているが、現役のプレミアリーグ選手が両指揮官に異議を唱えた。クリスタル・パレスMFアンドロス・タウンゼントが『talkSPORT』の番組でこう発言したのだ。
アンドロス・タウンゼント(クリスタル・パレスMF)
「その試合(リヴァプール対シティ戦)を見たけれど、試合後にペップとクロップが話していたね。
ペップが交代させたのは1人、クロップは2人だった。そのうちの1人は強制的なものだ(トレント・アレクサンダー=アーノルドの負傷交代)。
選手を守るために5人交代を是が非でも欲しがっているのに、3人の交代すら使わないのかい?
自分には合わないね。ピッチ上でのプレーを不均衡にし、より大きなスカッドを持つチームに有利になる。
彼らは中位クラブを叩き壊すために5人のワールドクラスのFWを投入できることを望んでいる。
自分はいらない。これまでのやり方はよかったと思う。
長年、3人の交代は機能していた。それを変える理由は見当たらない」
クロップは「なぜこれが役立つのかを全てのクラブが理解する必要がある。これはアドバンテージではなく、必要なものだ。100%ね」と5人交代の必要性を説いている。
ただ、『Sky Sports』によれば、あるビッグクラブの幹部は「クラブが大きければ大きいほど、5人交代は有利になる。全てのクラブが巨大なスカッドを持っているわけではない。5人交代は小さなクラブをより困難にさせるだけだろう」と述べているとか。
ちなみに、タウンゼントはシティ相手にとんでもないスーパーゴールを決めたことがある選手だ。
伝説的一撃に思わずペップも苦々しい表情に…。
彼が所属するパレスは現在8位につけている。