かつては4-4-2システムを信奉していたイングランド代表。現在はギャリー・サウスゲイト監督のもと、3-4-3で戦っている。
今月の代表戦で右ウィングバックとして起用されたのは、リース・ジェームズ、トレント・アレクサンダー=アーノルド、キーラン・トリッピア。
ただ、元イングランド代表MFジェイミー・レドナップはアレクサンダー=アーノルドを中盤で起用したほうがいいと考えているようだ。『Sky Sports』によれば、こう述べていたという。
ジェイミー・レドナップ
「(2人のCHのうち)右に彼を置く。彼は簡単にプレーできるはずだ。
このチームを再形成する。デクラン・ライスはDFラインでもプレーできる、リース・ジェームズは右SB、トレントはここだ。
両者(アーノルドとジェームズ)をチームに入れることができる。
私がこの代表チームで見ようとしているのは、いい選手を中盤のポジションに入れることだ。
ここはケヴィン・デブライネが活動しているエリアだ。彼はそのマジックで空けるためのスペースが分かっているからね。
アレクサンダー=アーノルドにはいい頭脳があるので、ここでプレーできるはずだ。
今の右サイドバックはとてもクレバーでどこでもプレーできる。クロスもパスもある」
「トレンドの右サイドバックとしての資質は、ウィングバックとしては合わないかもしれない。
かつてアシュリー・コールと話した際に『君はウィングバックとしてプレーすることが大好きだったはずだ』と言ったら、『いや、好きじゃなかっただろうね』と返答されたことがあるんだ。
彼(アーノルド)はすごくいい選手さ。何度かリヴァプールでも中央でプレーするのを見たことがある。どこでもプレーさせられる。
中盤でプレーした時のバイエルンのダヴィド・アラバやフィリップ・ラームを考えてみればいい。
我々の中盤にはクオリティのある選手があまり多くいない。試したらうまくいくかもしれない」
アレクサンダー=アーノルドはもともとセンターハーフだったが、サイドバックとしてブレイクした選手でもある。レドナップはSBと中盤でプレーしたラームやヨシュア・キミッヒのようになれると考えているようだ。
いまやアレクサンダー=アーノルドのクロスはリヴァプールの“伝家の宝刀”になっている。
右SBのクロスを左SBが仕留める形も話題になった。
なお、今月のイングランド代表はジョーダン・ヘンダーソンやライス、カルヴィン・フィリップス、ハリー・ウィンクスらを中盤の中央で起用している。