『Antena3』は28日、イタリアのアマチュアリーグを戦っている「詩人だけで構成された世界唯一のクラブ”ナツィオナーレ・イタリアーナ・ポエティ”」を紹介した。

「ナツィオナーレ・イタリアーナ・ポエティ」は2019年夏に創設された新しいクラブチームで、今年2年目を迎えている。

Raiのジャーナリストであるジャンニ・マリターティが名誉会長を務めており、上述のように「本職は詩人」という人物だけが選手としてプレーしている。

その目的は、イタリアの素晴らしい詩の数々を人々に伝えるため。サッカーの試合をし、それを通じてチャリティー活動を行い、詩を試合の中で披露していく。

イタリアの文化的、そして社会的問題に関する国民の意識を高めるため、サッカーを通じた活動を行っているのだ。その映像がこれである。

コーチ兼選手のエットレ・カッキオッティが元ラツィオのユースでプレーしたこともある「唯一のサッカー経験者」であるそうで、試合では大敗が続いているという。

しかし、試合の前、ハーフタイム、そして終了後に彼らが詩を歌い上げる場面は話題になっており、囚人で構成されたチームと対戦したときは特別な試合になったとも。

なお、このチームに入るには少なくとも詩の本を出版したことがあるという実績がなければ認められないとのことだ。

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なかなか日本では考えられないが、スポーツを通じて他の文化を高めていこう…という動きはまさにイタリア!という雰囲気だ。

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