9月15日から試合が再開されたAFCチャンピオンズリーグの西地区。今週はミッドウィークにグループステージ第6節の試合が予定されていた。
しかしそこで大きな問題を抱えてしまったのが、ACL前回王者でサウジアラビアリーグの王者でもあるアル・ヒラル。
新型コロナウイルスがチーム内で流行してしまったため、実に15名に及ぶ選手が離脱しており、第6節のアル・アハリ(UAE)戦に向けて11名(しかもフィールドプレイヤーが8名、GKが3名)しか登録できず。
📋 #AlHilal squad for today’s match against “Shabab AlAhli Dubai” at #ACL2020 ⚽️ #HILvSAH that included 8 players and 3 goalkeepers .. pic.twitter.com/tgTGhtfx6L
— AlHilal Saudi Club (@Alhilal_EN) September 23, 2020
当初はサルマン・アル・ファラージとハンマード・アル・アブダーンが間に合うと言われていたが、この二人も結局プレーが不可能になっていた。
クラブはこの状況を見てAFCに試合の延期を要請したものの認められず、結果としてこのようなメンバーを送らなければならなくなっていた。
幸いにしてアル・ヒラルはすでに決勝トーナメント進出を決めていたため、結果には大きな影響を及ぼさない…はずだったが、AFCはその後このような発表を行っている。
🚨 BREAKING 🚨
🇸🇦 Al Hilal are deemed to have withdrawn from the #ACL2020 after not being able to name the required 13 players for Group B match against 🇦🇪 Shabab Al Ahli!https://t.co/27cH1Bo2aM
— #ACL2020 (@TheAFCCL) September 23, 2020
「必要な13名の選手を登録できなかったアル・ヒラルは、大会から撤退したと見なされる」として、これまでの結果全てを没収することを決めたのだ。ここまで5試合を戦って3勝2分となっていたが、これによってグループステージでの敗退が決定している。
21日に行われたシャール・ホドロ戦でも多くの選手が離脱するなかで勝点1を獲得する奮闘ぶりを見せたアル・ヒラル。
このときも16名しか選手を登録することができず、かなり難しい状況で試合に臨まざるを得なくなっていた。
【関連記事】日本の「天才少年」も!レアル・マドリーの下部組織でプレーしたアジア人5名
グループAではアル・ワフダ(UAE)が複数名の感染者を出したためにカタールへ入国できず大会から追放されており、公平性を担保することを考えれば仕方のないことかもしれないが…。