『Guardian』は16日、「50万ポンド(およそ6800万円)の支払いを求められたマックルズフィールド・タウンが、消滅の危機に瀕している」と報じた。
マックルズフィールド・タウンは1874年に設立された歴史あるクラブで、147年の間に3度の5部リーグ優勝を果たしている。
しかし2019年はクラブ創立以来最大の危機を迎えており、ソル・キャンベル元監督は契約不履行のために半年で辞任。3ヶ月給与が支払われなかった選手たちはクラブに訴えを起こしていた。
さらに2019年10月にも再び給与の支払いが滞り、選手が2度目の訴訟を行うことに。
2020年5月には、経済問題のために12月のプリマス戦を行えなかったこと、そして選手の賃金が支払えなかったことを理由に勝ち点7を剥奪されていた。
その後さらに勝点を剥奪されるなど問題は解決されず、新しいオーナーも見つかることはなく、ついに9月16日に裁判所から精算命令が下されることになった。
その支払い命令はおよそ50万ポンドで、その内訳は元監督らへの給与など。しかしそれを捻出できる余地はなかったとのこと。
マックルズフィールド・タウンが最後に行った公式戦は、3月8日のプリマス・アーガイル戦。3-0で敗れた試合の模様がこれ。
もはやこの時点でマックルズフィールド・タウンはチームとしての体を成しておらず、27本ものシュートを受けて沈められている。
もともと抱えていた経営危機に加えて新型コロナウイルスの影響があり、クラブの消滅に繋がってしまったようだ。