『Mirror』は9日、「イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、レンヌに所属しているセネガル代表GKエドゥアール・メンディを獲得する」と報じた。
2年前に「GKとしての世界最高額」で獲得したケパ・アリサバラガがなかなかフィットせずに苦しんできたチェルシー。
この動画のようにスーパーセーブはあるものの、なかなかそれ以外のところで…。
今夏は新たな守護神となるキーパーを欧州全土で探してきたが、アンドレ・オナナやヤン・オブラクなど大物の獲得には失敗した。
そして今回、スポーツディレクターを務めているペトル・チェフ氏から強く推薦されたエドゥアール・メンディに接触し、交渉は最終段階まで進んでいるという。
メンディ自身はチェルシーへの移籍を熱望しているため、クラブ同士の交渉が鍵になっているとのこと。最終的には1800万ポンド(およそ24.9億円)から2500万ポンド(およそ34.5億円)程度で落ち着くのではないかと報じられている。
エドゥアール・メンディは1992年生まれの28歳で、フランス生まれだがギニアビサウ人の父とセネガル人の母を持っている選手。
名門ル・アーヴルのユースで育成されたが、3部リーグのシェルブールでデビュー。2014年には退団したものの次のクラブが見つからず、1年もの間無所属となったことも。
その後マルセイユと契約を果たすも、立場は4番手でBチームにしか所属できず、2016年まで4部リーグを戦っていたという経歴もある。
ただその後2部のスタッド・ランスに加入すると、レギュラーだったジョアン・キャラッソが退場した後に回ってきたチャンスを生かし、一気に守護神に定着している。
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わずか数年前までは下部リーグの選手、そして無所属の期間も経験したというGKが、チェルシーに何十億円という額で買われるとは…サッカーはわからないものである。