アーセナルで長くプレーしたことで知られるスイス代表DFフィリップ・センデロス。
アーセン・ヴェンゲル監督にその才能を評価されて若くしてデビューを果たし、将来のスーパースターであると期待を受けた。
しかし怪我にも苦しめられてブレイクできず、2010年に退団してからはミラン、エヴァートン、フラム、バレンシア、アストン・ヴィラなどを渡り歩き、昨年スイス2部のキアッソで現役を引退している。
5月に『AFTV』のインタビューを受けた際には「指導者やディレクターになるための勉強をしている」と語っていた。
かなり苦労の多いキャリアを重ねてきたセンデロスだけに、どんな指導者になるのか楽しみだが…。
そして今回、スイス1部のセルヴェット・ジュネーヴが「フィリップ・センデロス氏を新たなスポーツディレクターとして迎えた」と公式発表した。
🚨 Le Servette FC a le plaisir d'annoncer la nomination de Philippe Senderos au poste de Directeur des Opérations Sportives du club @Philsend4 prend ses fonctions dès demain, lundi 17 août
Plus d'infos ➡️ https://t.co/lMAazSeTuo#PlusFortsEnsemble pic.twitter.com/EW2hathhpN
— Servette FC (@ServetteFC) August 16, 2020
センデロスはこのセルヴェットでユース時代を過ごし、17歳でトップチームにデビュー。18歳でアーセナルへと去っている。
名門でもあるセルヴェットは、2005年と2012年に2回の破産を経験し、このところ昇格と降格を繰り返すようなクラブになっていた。
しかし2018-19シーズンに2部リーグを制覇することに成功し、今季はいきなりスーパーリーグ(1部)で4位に入り、ヨーロッパリーグ予選出場権を獲得している。
欧州とアメリカで様々なクラブに所属していたセンデロス。そのコネクションを生かしてどんな手腕を見せてくれるだろうか。