現在アーセナルに所属している元ドイツ代表MFメスト・エジル。週給35万ポンド(およそ4900万円)を受け取っているが、今季は18試合の出場に留まった。
しかも最後の出場は3月で、新型コロナウイルスの影響による中断を経てプレミアリーグが再開されたあとは一度もプレーしていない。
給与が高額であることもあり、今夏のマーケットではアーセナルを離れるのではないかと噂されていた。
だがエジルは今回『The Athletic』のインタビューで以下のように話したという。
メスト・エジル
「僕の立場は明確だ。合意された契約の最後の日までここにいるし、クラブのために全身全霊を捧げていく。
状況は僕を壊すようなものにはならない。すべてが自分を強くしてくれる。過去にも復活したことがあるし、それを再び見せたいよ。
退団するならば、他の人ではなく、自分が決めた時にする。2~3年ではなく、僕は4年契約を結んでいる。誰もがそれをリスペクトすべきだ。
物事は明らかに難しくなっているが、僕はアーセナルを愛している。ここで働くことも、ここにいる人々のことも、ロンドンのことも愛している。
最後の2年間で何が起こったとしても、僕は幸せだ。精神的にも強いし、何も諦めはしないよ。チームを助けたいから戦う。体調が良ければピッチで何が出来るかは分かっている。
選手が退団を求め、クラブがそれを拒否した場合、解決策が見つからない限りは選手側が譲歩するしかない。
クラブが放出を希望し、選手が残留を望んだ場合も、解決策が見つからなければクラブが受け入れる他ない。
僕は退団したくない。だからそれで終わりだ。
2018年にはフリーエージェントになって遥かに多くのお金を稼ぐことができる沢山の選択肢があったが、ここには僕がプレーしたいクラブと、大切にしたいファンベースがあった。だからアーセナルに残った。その意味では何も変わってはいない」
世界最高クラスのパサーとして多くのアシストを記録してきたエジル。その数々はアーセナル公式によってまとめられている。
正確なフリーキック、そして狭いところでも美しく通るパス。見事なプレーができる選手であることは間違いない。
しかし、給与が週35万ポンドになってからはなかなか本領発揮に至っておらず、苦しい状況が続いている。