Nikeが7月30日に公開したムービー「You Can’t Stop Us」が話題になっている。
女子のアメリカ代表MFミーガン・ラピノーのナレーションによるこのムービーは、『私たちがひとつになれば、誰も止めることはできない。』をコンセプトに、分断が進む世界に対するアスリートの意志を示したもの。
ジムの閉鎖や、スタジアムから人がいなくなったとしても、アスリートが前進することや自身の声を生かして変革を進める動きを止めることはない。スポーツが公平な環境とはどのようなものであるかを提示し、ひいては良い未来が実現可能であることを気づかせてくれる内容となっている。
ムービーは、ダイナミックな画面分割で、36組の異なるスポーツアスリートの同じ身体の動きによって展開。4,000本以上の映像をリサーチして作られたモンタージュ画像は、世界中のアスリートの共通項を浮き上がらせている。
フィルムの情報:
・登場したスポーツの種類:24
・アスリートの人数:53
・リサーチを行なったスポーツの動き:4,000
・フィルムに採用された動き:72
これぞNikeという、強いメッセージが込められた動画だ。以下はムービー内に登場しているサッカー選手からのメッセージ。
ミーガン・ラピノー
「プレイヤーはピッチに戻るでしょうが、私たちがかつての日常に戻ることはありません。私たちに求められているのは、この世界がどうなるのか、改めて構想を描き、より良くしていくことです。街中には自分たちの意見を挙げる人たちがおり、そうした意見は人々の耳に届いています。私から皆さんへのお願いは、このような時期を大いに活用し、決してあきらめないで欲しいということです。私は誰もが変化を訴える責任を負っていると信じています」
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キリアン・エムバペ
「私たちはピッチに戻り、新たな幕開けの準備ができています。今回のキャンペーンに参加できたのをとても誇りに思っています。この数ヶ月間は、強さとは何か、そして皆で一緒に困難を乗り越えて進化していくことの必要性を教えてくれました」