先日から大きな話題になっているディエゴ・マラドーナ氏の映像がある。
かつてイタリア・セリエAのナポリでプレーしたマラドーナ氏。1984年にバルセロナから加入し、それから1991年まで所属していた。
その加入初年度にやっていたという「泥の中でのサッカー」映像がこれだ。4:21~では、マラドーナが凄い状況の中で凄いドリブルを見せているぞ。
一瞬でも重心がブレれば滑りそうなピッチで…全盛期のマラドーナはすごい。
イタリア南部のアセラという街で行われたこの試合は、口蓋の病気のために手術を受けなければならない子供に資金を援助するために企画されたチャリティーマッチだ。
ナポリにやってきたばかりのマラドーナもこれに快く参加し、泥まみれのピッチの中でプレー。この過酷な環境で見事なテクニックを披露し、2ゴールを決めたのだった。
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この映像が話題になったのは、これを企画した元ナポリFWピエトロ・プソーネの現状が大きく報じられたためだ。彼はマラドーナと非常に仲がいい選手だったことでも有名である。
ただ引退後の彼は薬物依存症に悩まされており、イタリアのラジオで「現在ホームレスになっている」と伝えられた。
かつて恵まれない子供を助けたプソーネが現在苦しい立場になっている…ということで、メディアで大きく報じられたのである。
この「泥サッカー」のように、プソーネを救えるようななにかを行うことは出来ないのだろうか…。