かつてマンチェスター・ユナイテッドで長くプレーしたリオ・ファーディナンド。世界有数のセンターバックとして名を馳せた。

『Daily Mail』によれば、彼は今回『Beautiful Game』のポッドキャストに出演し、マンチェスター・ユナイテッドで見た規格外のタレントについて話したそう。

それは、現在ミドルズブラに所属しているMFラヴェル・モリソン。2011年にポール・ポグバやアドナン・ヤヌザイ、ジェシー・リンガードらとともにFAユースカップを制覇したメンバーの一人だったが、素行の悪さから2012年に放出されている。

ファーディナンドは彼を助けるために自分の家で世話をしようとまで思っていたそうだが…。

リオ・ファーディナンド

「私はよく彼に言っていた。うちの家に来いと。だがアレックス・ファーガソンはそれを認めなかった。ラヴェルとの仕事から離れろと。クラブが対処できるものだからだとね。

彼に対処できる適切な人がいれば、ラヴェルは1億ポンド(およそ132.7億円)の選手になっていただろうと思う。

しかし、そのような人はかつてのマンチェスター・ユナイテッドにはいなかった。今もいない。

路上で生活してきたような選手と同じようなバックグラウンドを持ち、彼らと話すことができるような人物はね。

ラヴェルの才能は段違いのものだ。私はいつも言っているが、人生であんな14~15歳の選手を見たことはなかった」

ウェストハム時代には自陣からのドリブル突破でとんでもないゴールを決めたこともあるラヴェル・モリソン(動画50秒~)。

今見てもこれはすごい…。

しかしキャリアの中で何度も警察に逮捕されて有罪判決を受けるなどトラブルメーカーとして知られるようになり、ブレイクすることはできなかった。

【関連記事】素行不良だった元ユナイテッドの大器、ファンへの神対応がカッコよすぎ

アレックス・ファーガソンも「クラブ史上最高の発見」と評価していたものの、その才能は27歳になった今も眠ったままに…。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介