チェルシー史上3位となる通算492試合に出場したジョン・テリー。男気溢れるキャプテンとして、ジョゼ・モウリーニョ監督からも大きな信頼を寄せられた人物だ。

そんな彼がチェルシーでの最終年だった2016-17シーズンにあった秘話を明かした。

スヌーカー(ビリヤードの一種)界のレジェンドであるスティーヴン・ヘンドリー氏とのInstagramライブ配信でこんなことを述べていたそう。

ジョン・テリー

「クリスマス頃に彼(コンテ監督)に会いに行った。

『監督、自分をベンチに置いていますが、僕らにはナタン・アケがいますよ』って感じでね。

彼は信じられないくらいの才能を持った若手だった。

『彼をベンチに入れてください。起用される可能性がほとんどないので。彼にとって素晴らしい経験になるはずです』とね。

彼は7~10試合ほどベンチ入りして、最後にはスパーズとのFAカップ準決勝でプレーした。

そういう些細な話さ。(他の)選手たちなら自分がしたようなことをするのかは分からないね」

チェルシーで期待される若手だったアケ。2016-17シーズンにボーンマスに貸し出されるとブレイクし、2017年1月にチェルシーに連れ戻された。

当時ベンチメンバーになっていたテリーは自分をメンバー外にして、その代わりにアケをベンチ入りさせてほしいと懇願していたそう。

チェルシー復帰後のアケは控えが多かったが、4月のFAカップ準決勝トッテナム戦(4-2勝利)など5試合に出場した。

CBとしては小柄ながら守備的なポジションならどこでもこなせるうえ、攻守に貢献できるアケ。ボーンマスではこんなゴールも決めている。

ただ、彼は2017年の夏にボーンマスに完全移籍し、チェルシーを去っている。

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