イタリアやスペインでの惨状が伝えられる新型コロナウイルス。ただ英国の被害も大きく、死者は既に1万人を超えている。

衝撃だったのは、ボリス・ジョンソン首相の感染発覚だろう。

昨年、英国の首相に任命された55歳のリーダーはその後、症状が悪化して入院することに。一時は集中治療室に入り生命の危機も囁かれたが、12日、見事にこの危機を脱して退院した。

さすがはその破天荒な生き様から「英国のトランプ」などと呼ばれるジョンソン首相といったところか。

ちなみにそんな首相の性格を象徴する場面が、あるサッカーの試合で生まれている。それがこれ!

こちらは今から14年前の2006年5月に行われたイングランド対ドイツの慈善試合での一幕。

背番号10を付けて登場したジョンソン首相(当時は議員)は、1990年代にドイツ代表として5試合に出場したマウリツィオ・ガウディーノ氏に対して強烈なタックルをかましていたのだが…。

ご覧の通り全くボールを見ておらず、最初から体をめがけて突っ込んでいる。これは酷い(苦笑)。

ジョンソン首相はロンドン市長時代、「ロンドンの全てのサッカークラブを応援している」と模範解答をしつつ子供はニューカッスルのファンだと明かしている。

ただ基本的にはラグビー愛好家のようで、この試合後「サッカーでは認められてるプレーだと思ったけどね」などと悪びれる様子もなくジョークを飛ばしていた。

ジョンソン首相は退院後さっそくSNSでビデオメッセージを公開し、最前線で奮闘する医師や看護師、自宅待機が続く国民に向けて感謝の言葉を述べた。

この破天荒さで、ウイルスとの戦いにも打ち勝ってほしいものだ。

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