世界中に拡大している新型コロナウイルスの感染。『BBC』によれば、3日時点で最も多くの感染者が確認されているのは、アメリカでその数は25万人を超えているという(死者は6585人)。
そのアメリカで新型コロナウイルスと闘う元サッカー選手の医師がいる。かつてMLSニューイングランド・レヴォリューションの左SBだったマーシャル・レオナルド氏(39歳)だ。
From all of us at the #NERevs, we send our heartfelt thanks to former club alum Marshall Leonard for answering the call in caring for the affected in NYC 🏥 https://t.co/fXVl4qMQUz
— New England Revolution (@NERevolution) March 28, 2020
『ESPN』のSportsCenterに出演した彼はこう述べていた。
マーシャル・レオナルド
「私はスポーツの例えを使います。医師になる前はそれが人生全てでしたから。
医学部でも研修医としてもすぐに理解しました。病気とは何か、死とは何かを。それは毎日、研修医として目の当りにするものです。
最終的な共通の目的は誰かを健康にするか、少なくともこのストレスの多い時に彼らの緊張を解くことです」
「(アスリートたちへのメッセージ)
非常に落ち着かない時だということは分かっています。でも、可能な限りでシャープさを保つためにこの時間を使ってください。
これが終わった時には私たちにはあなたたちが必要になるからです。
いまは私たちの出番ですが、これが終わった後にはあなたたちが必要になります。ハイレベルでのゲームを見たいから」
MLS公式によれば、医学部で学んだ後にストーニーブルック大学で研修医となり、現在はニューヨークのメトロポリタン地区で勤務しているそう。現役時代と今の姿がこちら(以下動画16秒~)。
左足でアシストしたのが、レオナルド氏だ。
父親も医師だったという彼は2019年に研修医を修了したばかりで、今週からニューヨークで救急医として活動し始めたとのこと。