先日、レアル・マドリーの元会長であるロレンソ・サンス氏が新型コロナウイルスに罹患したことで死去した。

そして今回『lavanguardia』などが伝えたところによれば、2006年にレアル・マドリーの会長だったフェルナンド・マルティン氏(現在72歳)も新型コロナウイルスによって入院を余儀なくされているとのこと。

さらにその病状はかなり深刻なもので、プエルタ・デ・イエロ病院で懸命の治療が行われているそう。

1995~2000年にロレンソ・サンス氏が会長だった時代、レアル・マドリーは2度の欧州制覇を成し遂げるなど、「銀河系軍団」の基礎を作り上げた。

エクトル・クーペル率いるバレンシアとの戦いの末優勝を果たしたUEFAチャンピオンズリーグ1999-2000の決勝がこれ(動画はYoutubeに飛んでご覧下さい)。

ロレンソ・サンス氏が退任後、会長になったのはフロレンティーノ・ペレス氏。そして彼が2006年に辞任したあとにそれを一時的に引き継いだのがフェルナンド・マルティン氏だった。

農村部の土地に関するビジネスで一財を築いたマルティン氏は、ペレス氏の突然の辞任で急遽会長に。

ロペス・カロ監督の下でチームはチャンピオンズリーグのベスト16で敗退となり、4月には批判が高まったことでマルティン氏も辞任せざるを得なくなった。

そして、その3ヶ月後に行われた会長選挙には立候補せず、彼はそのままサッカー界から手を引くことを選択している。

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