昨年末から世界的に流行が広がっている新型コロナウイルス。中国の武漢から感染がスタートしたが、現在では欧州での蔓延が大きな問題となっている。

そんな中、中国超級リーグを戦っている武漢卓爾は本拠地に戻ることができなくなり、1月下旬頃からスペインのアンダルシア地方でキャンプを続けていた。

その模様がこれ。闘牛なども楽しんでおり、そこそこキャンプは充実していそうだが…。

しかし先週末、中国よりもヨーロッパのほうが感染の危険性が高まったため40日以上に渡ったスペインでのキャンプを終わらせ、帰国を決定したのである。

ただ『The Standard』の報道によれば、武漢卓爾にはさらに難しい問題が起こったようだ。

スペインは離れたものの、中国に戻るための手段が乏しくドイツのフランクフルトで長時間足止めを食らっていたという。

さらに中国の深センに到着すると、政府の命令によって武漢卓爾の選手やスタッフは2週間の隔離を命ぜられてしまったとのこと。

健康診断などで12時間の検査が行われたあと、武漢卓爾の全員がホテルで隔離されることになり、いつ故郷に戻れるかがわからない状態だとか。

中国超級リーグは現在開幕が延期されているため、公式戦は予定されていないとはいえ…コンディションには大きな影響を及ぼしそうだ。

なお、武漢卓爾にはかつて浦和レッズに所属していたブラジル人FWラファエル・シルバらが所属している。

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