現在フランス・リーグアンで首位を走っているPSG。先日はチャンピオンズリーグでドルトムントと対戦し、アーリン・ホーランに2ゴール(2:40~、4:01~)を決められて敗北した。

それでもアウェイゴールを1つ奪っているため、決して不利な状況とは言い難い。欧州最強クラスのクラブである。

しかし今回、その会長を務める人物がスイスの裁判所から起訴されたようだ。

PSG会長兼CEOを務めるナースル・アル・ハライフィ氏は1973年生まれの46歳。

カタール出身のビジネスマンで、カタールスポーツ投資庁の社長や放送局『BeIN Sports』の会長などを務めている。

またFIFAクラブワールドカップ組織委員会、UEFA執行委員会のメンバーでもあり、欧州クラブ協会の理事も務めている。

『L'Equipe』の報道によれば、今回の起訴は元FIFA事務局長のジェローム・ヴァルケ氏が行った汚職に関与したというもの。

アル・ハライフィ氏は『BeIN Sports』の会長としてヴァルケ氏にサルティーニャの別荘使用権を賄賂として渡していたとのことで、その価値は90~180万ユーロ(およそ1.1~2.2億円)だった。

ヴァルケ氏は事務総長という立場を利用してメディアパートナーの割当に権限を発揮し、W杯やコンフェデレーションズカップの放映権に関わる取引で多くの賄賂を受け取っていたと言われる。

【厳選Qoly】日本代表、2024年に評価を上げた5名の選手

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手