ボタフォゴに移籍した本田圭佑がプレーすることになる南米。ブラジルの宿敵であるアルゼンチンの試合でおもしろい光景があった。

ピッチ上でバナナを食べながらフリーキックを蹴った選手がいたのだ。そのシーンがこれ!

バナナを食べながらパス、バナナを食べながら走る!

これはアルゼンチン1部、ラシン対インデペンディエンテ戦での出来事。バナナを頬張っていたのは、チリ人のマルセロ・ディアス。ハンブルガーSV時代には酒井高徳とも同僚だった小柄なMFだ。

以前、ジョゼ・モウリーニョがマルコス・ロホにピッチ上でバナナを手渡したこともあったが、それと同じようなシーンだ。

ただ、これにはちゃんとした理由があった。『TNT Sports』で本人がこう語っている。

マルセロ・ディアス(ラシンMF)

「バナナを食べなければいけなかったのは痙攣がきていたからだ。そっと食べている時間はなかった。

試合に相当絡んでいたので、自分がしたかったのはバナナと水で回復することだった。

走り続けることが最も大事だったからね」

ラシンはGKとDFが一発退場になり、後半はほぼ全ての時間を9人で戦わなくてはいけなかった。そのためにいつも以上に走る必要があったというわけ。

それでも、終了4分前にディアスが値千金の決勝ゴールを決め、ラシンは劇的な勝利を収めている。

なお、ディアスの得点後にインデも2人が退場し、最後は両チームとも9人になっている。さすが南米…。

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