2016年7月にバルセロナの裁判所から脱税による有罪判決を受けたリオネル・メッシ、そして父ホルヘ・メッシ。

2007~2009年の肖像権収入を隠蔽したという詐欺行為により、懲役刑と370万ユーロ(およそ4.4億円)の罰金を言い渡された。

スペインでは初犯で短期の懲役だった場合は自動的に執行猶予がつくことから、メッシが投獄されることはなかった。

しかし今回、サッカー機密情報暴露ネットワークの『Football Leaks』が伝えたところによれば、メッシにはさらなる脱税行為があったとのこと。

『L'Equipe』などの記事によれば、バルセロナは2010~2016年の間にイギリスの企業『Sidefloor』のルクセンブルクにある口座に「エージェント料」として1050万ユーロ(およそ12.5億円)を支払っていたそう。

それはその後アルゼンチンの会社『Limecu』(LIonel Messi Cuccittiniから来ている名前で、ホルヘ・メッシが所有している会社)に渡っている。

つまりリオネル・メッシの給与を上げる代わりに、タックスヘイブンを経由した振り込みによって税を逃れた報酬をメッシ一家に送っていたということに。

スペインの税務当局がこれに対する調査を始めたと知ったバルセロナは、「再犯となるとメッシが投獄される可能性がある」と自発的に正常化を図ったとのこと。

バルセロナはメッシ側に「正しい申告を行い、追加の税金を支払うよう」要請したものの、メッシ側がそれを拒否。

仕方なくバルセロナはメッシの支払いを肩代わりし、特別ボーナスとして2300万ユーロ(およそ27.4億円)の追加税金分を契約にプラスしたとのことだ。

これによってリオネル・メッシが投獄される可能性はなくなったそうだが、もし真実だとすればかなり悪質な動きがあったように見える…。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介