この10年ほどフットボール界ではリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが2大巨頭として君臨してきた。
それに次ぐ存在と期待されていたネイマールだが、最近はやや苦しんでいる。
そうした中、あの名将の発言が話題になっている。
ロナウドを生み出したスポルティング・リスボンの監督を務めた経験を持ち、現在はフラメンゴを指揮しているジョルジュ・ジェスス監督だ(スポルティング時代には田中順也の監督も)。
『Globo』のインタビューでこんなことを述べていたという。
ジョルジュ・ジェスス
「私にとっては、クリスティアーノ・ロナウドが最高だ。間違いない。
彼はフットボールとゴールの象徴だ。10や20ではなく、30~50ものゴールを決める。
メッシは違う、よりアーティストだ。
ロナウドはメッシがやるようなほどの芸術性は必要としない。
ロナウドは全ての選手の手本になるべきだ。
誰もがロナウドを見なくてはいけない。そのクオリティではなく、プロとしての彼とどうやってそこに到達したかを。
選手になりたいと思う全ての子供たちにとっての教えにすべきさ」
「メッシはスーパーだ。
ネイマールもそのレベルに達することができるはずだ、もしロナウドの頭脳があればね。
もし彼(ネイマール)の頭のなかのチップが変わらなければ、彼はそこに辿り着けないだろう。
なぜなら、試合における喜びや情熱と試合以外の喜びのどちらが大切だろうか。
もし(後者のほうが)強いなら、決して最高の選手にはなれない。
(試合に対する)ロナウドの喜びや情熱は、試合以外の喜びよりもはるかに強い。
彼はそれに加えて、どうやるのかも知っている。それが違いだ」
もしネイマールの考え方が変わらなければ、最高レベルには到達できないと指摘していたそう。