2014年に行われたブラジルでのワールドカップで審判員を務めた人物が、驚くべき「セカンドキャリア」を歩み始めたようだ。

準決勝でブラジルが1-7とドイツに敗れた試合や、ルイス・スアレスがジョルジョ・キエッリーニを噛んだ試合を裁いていたメキシコ人主審マルコ・ロドリゲス氏。2006年大会、2010年大会でも笛を吹いた北中米屈指の審判員だった。

彼はその大会後40歳でレフェリーとしてのキャリアに終止符を打っていたが、その後解説者を務めながら指導者になるための勉強をスタートしていた。

そして数年前にスペインへと渡りUEFAコーチングライセンスを取得。今夏3部リーグのサラマンカで監督としてのオファーを受け、それを受託したとのことだ。

サラマンカは今夏メキシコ人のホセ・ルイス・トレホ氏を監督に迎えたものの、『Marca』によれば彼はライセンスの問題でスペインでの指導が許可されなかったという。

そのため、クラブは急遽マルコ・ロドリゲス氏を監督として招聘することを決めたそう。

マルコ・ロドリゲス氏は24歳からメキシコ国内リーグで主審を務め、2014年までFIFA国際主審として活動。牧師を本職としながら、TVのキャラクターに似ていたことから「チキ・ドラキュラ」の愛称で呼ばれていた。

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