昨年12月、バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケや三木谷浩史らが創設した会社コスモス・ホールディングスがスペイン5部リーグのチームを購入して話題になった。
それがFCアンドラ。フランスとの国境にある小国アンドラに本拠地を置き、スペインのリーグに越境参加しているクラブだ。
今季はスペインのシステムでは5部に当たるカタルーニャ地方リーグ1部に所属しており、1月の段階ではトップから14ポイントもの差を付けられていた。
しかし、コスモス・ホールディングスの買収によってチームは大きく生まれ変わることに。
監督はかつてバルセロナでプレーしていたガブリ・ガルシアを招聘。さらに10名もの選手を冬のマーケットで補強し、後半戦だけで14勝するという快進撃を見せた。
そして日曜日に行われた試合で3位のビラデカンスに3-0と勝利を収め、カタルーニャ地方1部リーグの優勝を決めたのだ。
Torna a viure els gols d'una tarda inoblidable 💥 #SomTricolors #SomDeTercera@FCA_oficial 3⃣ - @UD_Viladecans 0⃣
Minut 1⃣4⃣ @ruben_bover ⚽️
Minut 1⃣9⃣ @ErnestForgas ⚽️
Minut 6⃣5⃣ @LudoClemente10 ⚽️
🎥 @rtvandorra pic.twitter.com/WqlzakmJN8
— FC Andorra (@FCA_oficial) 2019年5月27日
映像を見れば、下部リーグらしい余計なラインが多く入ったピッチの上でテクニカルなサッカーを繰り広げているようだ。アンドラ国旗のカラーに彩られたユニフォームも魅力的である。
【関連記事】アンドラ以外にも…世界の"越境"チームたちを知る
三木谷浩史氏もオーナーの一人となっており、日本とも縁が生まれたFCアンドラ。来季はテルセーラ・ディビシオン(4部)で戦うことになるが、そこでも旋風を巻き起こせるか?