『BBC』は20日、「飛行機の墜落事故で死亡したFWエミリアーノ・サラの父親は、カーディフ・シティを批判していた」と報じた。

今年1月にナントからカーディフ・シティへの移籍が決まっていたエミリアーノ・サラ。しかしウェールズに向かう途中で小型飛行機が海上に墜落し、パイロットと彼の2名が行方不明となった。

墜落した飛行機の残骸は2週間以上の捜索の末に海底で発見され、引き上げられた遺体がエミリアーノ・サラのものであると確認された。パイロットのデイヴ・アイボットソンはまだ発見されていない。

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そして彼を取引した両クラブの間では移籍金1500万ポンド(およそ21.83億円)を巡って今も争いがあり、カーディフ側はその支払いを拒否している状態にある。

エミリアーノ・サラの父親オラシオも息子の後を追うように先月死去しているのだが、その数日前に『BBC Wales』のドキュメンタリーに出演していたそう。

そこで彼は以下のように話し、多額の移籍金を支払いながら危険な飛行を強行させたカーディフ・シティの対応を強烈に批判していたようだ。

オラシオ(エミリアーノ・サラの父)

「サラに支払われたお金があれば、安全な手段を見つけることは難しかっただろうか?

なぜ彼らはそれが出来なかったのだ?しかし彼らはサラを放っておいた。犬のように棄てたのだ。彼らは見捨てた」

事故を起こしたのは小型飛行機パイパーマリブ。操縦していたデイヴ・アイボットソンは商用飛行のライセンスを持っていなかったとも言われている。

さらにこの飛行機を手配したのがナント側なのか、カーディフ側なのか、それとも代理人の側なのかがまだ不明であり、3者が全て関与を否定している状況だ。

選手の価値は急速に上昇しており、怪我をさせただけでも大きな問題に発展する。「商品」を扱っているということを考えて、今後は移動の方法まできっちりと誰かが責任を持つことが求められるはず。

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