今季途中にフラムの監督に就任したものの成績を向上させることができず、再び解任となってしまったクラウディオ・ラニエリ氏(その後ローマの監督に)。
なぜフラムでの指揮はうまく行かなかったのか?ジャーナリストのポール・ブラウン氏によれば、チームに所属しているMFケヴィン・マクドナルドがリヴァプール戦のマッチデープログラム向けのインタビューで以下のように説明したという。
ケヴィン・マクドナルド
「彼(ラニエリ)のプレースタイルは、我々の選手たちには全く合わなかった。
公平に言えば、当初彼は正しいアイデアを持っていた。我々はゴールを許すことを止めなければならなかったし、彼は強いディフェンスをセットアップした。
我々はまだ脆弱だったが、彼は真っ先にそれを改善したかったんだ。
しかし、それから彼のプレースタイルはチームのために働かなくなっていった。我々は、彼が求めるプレーの方法に合う選手を持っていなかったんだ。
ラニエリは相手の守備の裏にボールを運びたかった。しかしフラムのチームはボールを持つ選手ばかりだった。
アブ・カマラを除いてね。彼以外は誰も裏を取る事ができる選手がいなかった。ところが、カマラはそのあと放出されてしまった。ラニエリにとってそれは苦しかっただろう。
我々は少し混乱していた。ラニエリが求めるものにね。時に選手たちは、やっていることの意味を完全に納得出来ないままピッチに出ていた。
試合をコントロールできなかった。我々はただボールを外に運んで、ミトロヴィッチが点を取ってくれることを祈るだけになっていた」
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また、マクドナルドはラニエリ監督から直接「君は私が求める選手のタイプじゃない、1月に退団してもいい」と伝えられたとも明かしている。