今週末、ミランとのダービーを控えているインテル。3位と4位である両チームの勝点差はわずか1ポイントだけに非常に大きな意味を持つ一戦になる。
ただ、インテルはキャプテンを剥奪されたマウロ・イカルディの問題がいまだに解決していない。そうした中、『La Repubblica』が気になる話を伝えた。
それによれば、インテルのロッカールームは3つの派閥に分断されているという。また、イカルディはルチアーノ・スパレッティ監督のヒステリックな批判からチームメイトたちを守っていたとも。
情報提供者によれば、カオスの原因は分裂したチームの内部事情にあるようだ。
「ロッカールームは3つの派閥に分かれている。イタリア人、南米人、スラブ人だ。
マウロは全員とうまくやっている。ペリシッチ、ブロゾヴィッチ、ハンダノヴィッチ以外とはね。
今やインテルのバルカン化は進んでおり、不可逆な段階にある」
「俺たちは誰もスパレッティに対してイカルディからキャプテンマークを奪えと頼んではいない。
「イカルディはチームメイトに対するスパレッティの批判の度合にイラついており、監督にそれを抑えるように求めた。とにかく勝利を得ていたので、ヒステリックになる必要などなかった。
(指揮官の?)リアクションは非常に激しいものだった。
キャプテン剥奪は汚点のようだったので、彼(イカルディ)はクラブに対して繰り返しメッセージを送った。長年に渡るプロ意識の証明として、97.5%は練習時間通りにやってきているということを指摘したんだ。
だが、それは無駄だった。
スパレッティは退団しないだろう。CL出場権を争っているクラブには介入する力がない」
もはやクラブ内部の派閥対立は修復不可能な状況だという。
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ただ、ダービー前には様々な噂が飛び交うもの。それを一蹴するには勝つしかないが…。