『L'Equipe』は14日、「2名の代理人がサッカー選手の人身売買容疑によりポルトガルで逮捕された」と報じた。

水曜日にポルトガル中部の都市レイリアで逮捕された2名の代理人は、南米出身の人物で、およそ20人の若い選手を違法入国させた疑いがあるという。それに関わったとして、西部の町ナザレにあるクラブの会長も起訴されているそう。

ポルトガル外務省が不規則な状況で動いているという事実を発見し、捜査を進めた結果、20名の選手が不利な契約を結ばされていたことが明らかになった。

クラブは彼らに居住許可と仕事の斡旋を約束したものの、結局ほとんどサポートはせず、経済的に困難な生活を余儀なくさせていたという。すでに数人はポルトガルを去っているとのこと。

2名の代理人はこのために違法入国の支援、法的文書の改ざんを行った疑いもかけられているようだ。

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ポルトガル外務省は今年に入ってから、47名の外国人選手に関する違法入国の疑いで34のサッカークラブを捜査してきた。

悪質な代理人は主に南米で活動し、ヨーロッパでプレーしたいという希望を持っている選手と違法な契約を結んでいるとのことだ。

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