イタリア1部リーグのサンプドリアは8日、第27節アタランタ戦で着用する特別ユニフォームを発表した。

前節終了時点で9位につけており、6位ラツィオとは勝ち点差が「2」と来季のELを狙えるポジション。そのためにも、10日に行われる8位アタランタとのホームゲームは落とせない。

その重要な一戦で使うレトロなユニフォームは、クラブのルーツを知る上でも興味深いデザインだ。

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Sampdoria 2018-19 Joma 'Sampierdarenese 120th Anniversary'

アタランタ戦限定で着用するユニフォームは、いつものブルーではなくホワイトを基調。シャツを横切るボーダーはレッド/ブラックの2色のみを使う。

サンプドリアは、サンピエルダレネーゼとアンドレア・ドリアの2つのクラブが合併して1946年に誕生。

今回リリースのキットは、1899年に創設されたサンピエルダレネーゼの「サッカー部門誕生120周年」を記念したもの。合併前に使っていたユニフォームのデザインをベースに、パンツとソックスも当時のスタイルを再現するという。

胸元はマニア垂涎の“編み上げ(レースアップ)”仕様に。このキットは200着限定で制作し、100着は試合当日にクラブショップなどで販売。残りは慈善団体への寄付を目的に、オークションにかける予定とのことだ。

“世界一美しい”と評されるサンプドリアのユニフォームは、ある意味2クラブの合併の賜物とも言える。

今回はその片方のサンピエルダレネーゼをクローズアップしているが、もう片方のアンドレア・ドリアについては、実は今から22年前にそのデザインが“あるキット”に使われている。良い機会なので次のページでご紹介しよう。