かつてミランで天才として期待されていたハーシム・マストゥール。弱冠16歳でモロッコ代表にデビューした元神童だ。
20歳になった彼は昨季限りでミランを退団し、ギリシャ1部のラミアと契約した。そのマストゥールに失踪説が浮上していたようだ。
『Gazzetta dello Sport』などによれば、ラミアは「マストゥールが消えた」とする声明を出していたという。
マストゥールが今季リーグ戦でプレーしたのは、わずか4試合。全てが途中出場で、プレータイムは64分しかない。最後にピッチに立ったのは、昨年12月だった。
そうした中で行方不明説が浮上したのだが、父親や関係者がその噂を否定したとのこと。
内転筋を痛めているマストゥールはその治療とリハビリのためにミラノに滞在しているという。また、彼の父親も息子が意図的に行方をくらましたという説を否定したそう。
ラミア側は公式な理由もないままに数週間も連絡がとれないと主張する一方、父親はクラブ側が怪我を無視して試合への出場を強いたと述べているようだ。
さらに、メディカルチェックを受けるために、マストゥールは自腹でイタリアに渡らざるをえなかったとも。
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もはや選手とクラブとの関係は崩壊しているようだが…。