かつて稲本潤一がプレーしたフラムは5シーズンぶりにプレミアリーグに戻ってきた。
そのフラムのU-18チームに所属する選手が徴兵を巡る問題に直面しているようだ。『Channel NewsAsia』などが伝えている。
シンガポール国防省がベンジャミン・デイヴィスについて、徴兵義務を履行していない軍紀違反者だとする声明を出したという。
シンガポール国防省
「彼は徴兵に応じなかった。また、有効な出国許可なく海外に滞在している。
デイヴィス氏は入隊法に違反しており、最大1万ドルの罰金、もしくは最大3年間の懲役刑を負う法的責務がある」
ベン・デイヴィスはタイで生まれた選手で、2009年にシンガポールの国籍を取得し、2017年にフラムと契約していた。
シンガポールでは18歳以上の男に2年間の兵役義務があるという。デイヴィスは徴兵の延期を申請していたが、国防省はそれを棄却していた。
申請が認められるのは「オリンピックのような国際大会でシンガポールを代表する人物、もしくはシンガポールにメダルをもたらす可能性がある人物」に限るとしており、徴兵が延期されるケースは滅多にないという。