『Complete Sports』は16日、「白血病から回復した元ナイジェリア代表GKカール・イケメがインタビューに答えた」と報じた。
ウォルヴァーハンプトンでプレーしナイジェリア代表でもポジションを掴み始めていたイケメ。クラブもプレミアリーグを目指して成長していた最中、2017年7月に急性白血病であることが発覚した。
それからはチームを離れて治療を行い、見事に克服。現役引退は余儀なくされたものの、現在はメディアで解説者を務めているほか、ナイジェリアからはゴールキーパーコーチとしてのスタッフ入りを誘われているという。
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彼は自分の闘病について以下のように話し、厳しい時期に娘が助けになってくれたと語ったとのこと。
カール・イケメ
「自分に問い続けていたよ。僕は悪い人間ではないのにと。
心配したのは自分よりも娘のことだ。彼女が僕なしで成長していけるのかと。
治療が始まった最初の月は大丈夫だったんだ。だけど、2ヶ月目からは自分の体調が犠牲になる場面が多かった。かなり難しいものになった。
多くの痛みを抱えていたよ。しかし、それを乗り越えなければならなかった。断固たる決意を持って。
生きることができて本当に幸せだ。家に帰れたことがただ幸せだ。新鮮な空気を吸えることがすごく幸せだ。それが安心なんだ。
毎日に感謝を抱いている。本当にね。
娘は神の祝福だった。僕はそう信じているよ。彼女がずっと助けになってくれた。今、僕は娘の未来を楽しみにしているんだ」