現在は7部のノーザン・プレミアリーグで戦うマンチェスターの地方クラブ、オルトリナムFC。

6部リーグ昇格を目指してしのぎを削る先週末のリーグ戦で、このチームが着用した特別ユニフォームが話題になっている。

2018-19シーズンの新ユニフォーム情報はこちら!

Altrincham FC 2019 SK Kits 'LGBT Special Edition'

レインボーカラーに彩られ、胸には「FOOTBALL .V. HOMOPHOBIA」とプリントされたこのユニフォーム。これはLGBTを支持し、サッカー界からHomophobia(同性愛嫌悪)を無くそうというキャンペーンの一環で作られたキットだ。

この「FOOTBALL .V. HOMOPHOBIA」とは、同性愛者の選手に対する理解と、カミングアウトしても変わりなくサッカー選手を続けられるような環境を求め、サッカー界に根強く存在する同性愛差別と戦う団体の名称。

過去にはプレミアリーグでも選手がピッチ入場の際に、この団体のロゴマーク入りTシャツを着用したことがある。

チームは16日に行われたブラッドフォード・パーク・アヴェニューとのホームゲームで、このLGBTキットを着用。試合は1-1の引き分けに終わっている。

選手が着用したユニフォームは、1着をマンチェスターにある国立サッカー博物館に寄贈。残りはオークションにかけられ、収益金はLGBT支援団体に寄付される。

ちなみに、普段はこのようなユニフォームを着用。レッド/ホワイトのストライプがホームキットで、パープルはアウェイキット。どちらもイングランドでは決して珍しくないデザインだ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介