今季、アーセン・ヴェンゲルからウナイ・エメリに指揮官を変更したアーセナル。このほど、スカウト部門のトップだったスヴェン・ミスリンタット氏の退団が決まった。
その慧眼ぶりからスーパースカウトとも呼ばれるミスリンタット氏は、2017年末に200万ユーロ(2.5億円)の違約金を支払ってまでドルトムントから引き抜いた人物。
だが、クラブ内での体制変化により、その立場が悪化していたとされている。
そうしたなか、『Independent』では「アーセナルは新たなテクニカルディレクターとして、モンチ氏の招聘に自信を持っている」と報じた。
テクニカルスタッフ陣の再編成を進めているというガナーズ。新TDの筆頭候補であるモンチ氏の引き抜きに自信があるという。
セビージャでの「安く売って高く売る」スタイルで大成功を収めたモンチは、サッカー界屈指の辣腕ぶりで知られる人物だ。
2017年にイタリアに活躍の場を移し、ローマと4年契約を結んだ。だが、カルチョの国での仕事に難しさを感じているようで、すでにローマ側も退団を覚悟しているとも。
そんなモンチ氏とエメリ監督はセビージャでタッグを組んだ間柄。イヴァン・ラキティッチらを補強したチームはEL連覇という偉業も成し遂げた。アーセナルとしては、デュオ再結成に自信を持っているようだが…。