昨年で現役生活から引退した元イングランド代表ジョン・テリー。彼はチェルシー史上歴代3位となる717試合に出場したクラブのレジェンドだ。
そうしたなか、『Sky Sports』が興味深い話を伝えた。
2008~2011年までマンチェスター・シティのCEOだったギャリー・クック氏がテリー獲得のために動いていたことを明かしたという。
テリーに移籍を持ちかけたのは、2009年の夏。シティ側は当時28歳だった彼に週給20万ポンド(現レートで2829万円)での5年契約を提示していたそう。
年俸に換算すれば15億円ほどになる破格の待遇だ。だが、それを断ったテリーはその年の8月にチェルシーとの新たな5年契約を結んでいる。
ギャリー・クック(元マンチェスター・シティCEO)
「我々は(テリー獲得への)プロセスをたどっていた。
(当時のチェルシーCEO)ピーター・ケニオン氏と彼についての話をした。我々は(テリーと)話し合いをしたいとね。
彼(ケニオン)には(テリーが)どこにも行かないという自信があったんだと思う。
我々はジョンと会談したが、彼は留まることに決めた。きわめて当然にね。
だが、契約する準備を整えた書面が存在したことは決してなかった」
シティから関心が寄せられていたこともあり、テリーとチェルシーが結んだ契約は週給15万ポンド(現レートで2120万円)というクラブ史上最高給のものになったとされている。