3位、ベスト4、ベスト4、優勝、4位。
このデータは今季の鹿島アントラーズが残した成績である。左からJ1、ルヴァンカップ、天皇杯、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)、クラブワールドカップの成績である。
今季はなんといっても、悲願のACL優勝を果たせたことが一番のビッグニュースだ。これまでの歴史を塗り替え、アジアの頂点に立った事実はとても誇らしい。
だが、他のコンペディションでも優勝の可能性がありながらも、結果的に手にしたタイトルはACLのみ。アジア制覇だけで万歳ではあるのだが、特にルヴァンカップと天皇杯は十分可能性があっただけに、悔しさも残る1年となった。
鹿島リポートvol.19となる今回の当コラムでは、鹿島アントラーズの2018年シーズンをポジションごとに振り返り、今年を締めくくりたいと思う。なお、基本フォーメーションと最終陣容は下記の図の通りだ。
■GK/アジア制覇に欠かせなかった守護神
最後尾は今季もクォン・スンテと曽ヶ端準による争いが繰り広げられたが、2年目のクォン・スンテがポジションを奪取した。
安定感のあるセービングに定評のある背番号1は、ACLでも流石のパフォーマンスを披露。数々の好セーブで悲願のアジア制覇を支えた。
自身としても3度目のACL制覇となり、その経験値の高さがチームにもたらした影響は大きかった。