12日に開幕を迎えた2018年度のクラブワールドカップ。開催国UAE代表のアル・アイン、そしてオセアニア代表のチーム・ウェリントンが開幕戦を戦った。

アル・アインに所属している塩谷司は左サイドバックで先発出場。しかし前半は彼らにとって非常に厳しいものになった。

前半11分にマリオ・バルシアにスーパーミドルでの先制点を許すと、さらに15分にもアーロン・クラファムに裏に抜け出されて失点を重ねる。また44分にもコーナーキックから決められ、一時は0-3という危機的状況に。

しかし、前半終了間際にその流れを変えたのが塩谷だった。

45分、左サイドからペナルティエリアに入り込んでボールを奪うと、スライディングをかわして左45度からシュート。ファーポストに流し込み、反撃の口火を切った。(動画0:40~)

後半にアル・アインはペースを高め、49分にはトンゴ・ハメド・ドゥンビアのゴールで1点差とする。

そしてエースとのマルクス・ベリを投入したあと、85分に彼のシュートがディフェンダーにあたってゴールに突き刺さる。アル・アインが試合終了間際に同点に追いついたのだった。

その後行われた延長戦ではお互いに得点を奪えず、PK戦に突入。試合が決まったのはウェリントンの5人目を務めたジャスティン・ガリーのシュートをGKハリド・イーサが止め、4-3でアル・アインが勝利を収めることに。

塩谷はアル・アインの4番手のキッカーを務め、左上隅に豪快なシュートを決めた。3点差からの大逆転に大きく貢献したといえるだろう。

なお、アル・アインの次の試合は12月15日。鹿島アントラーズ対チバス・グアダラハラのあとに行われることとなる。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介