『AP』は28日、「30日に行われるヴォルスクラ・ポルタヴァ対アーセナルの試合が開催の危機に晒されている」と報じた。

25日に発生した黒海での事件が、サッカー界にも大きな影響を及ぼし始めたようだ。

クリミア半島近海でロシア連邦保安局の国境警備艦がウクライナの海軍艦3隻に対して発砲を行い、乗組員らを拿捕した。

ロシアのメディアは「ウクライナ政権側の芝居」と批判している一方、ウクライナ側は「ロシアの軍事的挑発」として一部地域に戒厳令を発動し、戦争に備える構えを見せている。

ヴォルスクラが本拠地を置くポルタヴァは戒厳令の対象とはなっていないものの、ヨーロッパリーグの開催は突如中止された。理由はハルキウ空港が近いためだと言われている。

そして火曜日に会場が首都キエフのオリンピスキ・スタジアムに移転されたわけだが…。

しかし、すでにアーセナルのセキュリティチームやシェフはポルタヴァに到着しており、環境を整えていた。

それだけではなく、アーセナルの熱狂的なファンもポルタヴァを訪れており、彼らに対しての宿泊費用や移動費の保障が行われるかどうかが不透明になっている。

また、チケットについても未だにどのような保障が行われるか、どのように管理するかが決まっておらず、当のヴォルスクラ側は「予定通り試合を進められるかが保証できない」と答えているとのことだ。

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