宇佐美貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフは26日、クラブ(そしてドイツ代表)のレジェンドであるトニー・トゥレクの生誕100周年を記念した特別ユニフォームを発表した。

トゥレクは、西ドイツ代表が1954年のワールドカップ・スイス大会で初優勝した際の守護神。そしてクラブでも1950-51シーズンから6年間に渡りゴールマウスを守り続けた。

65歳でこの世を去ったトゥレクの誕生日は、1919年1月18日。来年の生誕100周年に合わせ、デュッセルドルフは誕生日にもっとも近いホームゲームの第19節ライプツィヒ戦(1月26日)で、この記念ユニフォームを着用する予定だ。

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Fortuna Düsseldorf 2018-19 Uhlsport 'Toni Turek Sondertrikot'

この特別ユニフォームの色はチームカラーのレッドではなく、トゥレクが着用していたキットにちなみグレーを基調としたダークカラー。胸元の編み上げがクラシックな雰囲気を演出する。そしてレジェンドに敬意を表し、エンブレムは「Toni Turek 1919-2019」の文字で飾った。

第2次世界大戦後、初のW杯出場となった1954年スイス大会で躍進を遂げた西ドイツ代表は、準決勝でオーストリア代表を下し決勝に進出する。相手はフェレンツ・プスカシュを擁するハンガリー代表だった。

下馬評では当時欧州最強と謳われたハンガリー代表が有利だったが、好セーブを連発したトゥレクの活躍もあり、試合は西ドイツ代表が3-2で勝利。祖国にW杯初優勝をもたらした。この試合は決勝の地にちなみ「ベルンの奇跡」と呼ばれる。

デュッセルドルフ市の色であるレッド/ホワイトで首元を彩り、その下にはダークグレーで市の紋章を配する。そして内側の首元には、トゥレクの写真をプリント。

コンプリートルックはこんな感じで、かなりクラシックな印象。ボーダー柄のソックスも当時を再現した。

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