ハワイを舞台に行われる、プロサッカーの国際大会、「Pacific Rim Cup(パシフィックリムカップ)」が来年2019年も2月に開催されることが発表された。

主催はBlue United Corporation。スポーツブランド『Under Armour』を日本で展開する株式会社ドームが引き続きタイトルスポンサーを務め、「Pacific Rim Cup 2019 Powered by Under Armour」として開催される。

Jリーグのプレシーズンといえば、九州や沖縄が一般的。そうしたなか、ハワイ州ホノルルで、新興著しいアジア(AFC)や北中米(CONCACAF)のプロサッカークラブも招聘して開催されるこの大会は、大きな“意志”を持って創設されたことがうかがえる。

そこでQolyでは、サッカーファン、あるいはスポーツファン的視点でも興味深そうなPacific Rim Cupに着目。大会の主催者であるBlue United Corporationに寄稿していただく形で、来年2月まで定期的に今大会についてお届けしていきたい。

第1回は、なぜPacific Rim Cupがハワイで開催されるのか。その理由について紹介!

ハワイとサッカーの歴史

皆さんは「ハワイ」と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか?

リゾート、サーフィン、フラダンス、マリンスポーツなどなど。

皆さんがそんなイメージを持つこのハワイの地で、我々Blue United Corporationは2019年2月8日(金), 10日(日)、ハワイ最大の野外競技場(最大収容人数:50,000人)であるアロハスタジアムにて環太平洋地域のプロサッカーチームが対峙する国際大会「Pacific Rim Cup」を開催します。

2018年2月に記念すべき第1回大会を開催したこの大会、前回大会「Pacific Rim Cup 2018 Powered by Under Armour」では、アメリカより1チーム、カナダより1チーム、そして日本より2チームが参加し、出場4チームのうちJ1リーグ所属の北海道コンサドーレ札幌が見事優勝、初代チャンピオンに輝きました。

「ハワイとサッカー」と聞いてもあまりイメージがわかないかもしれませんが、意外なことに日米のプロサッカーリーグはPacific Rim Cup以前に2度、ハワイの地で対戦をしています。

第1回は2008年、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)より2チーム、Jリーグより1チーム、そしてオーストラリア・Aリーグより1チーム、合計4チームで開催された大会には、あのデイヴィッド・ベッカム擁するLAギャラクシーも登場し話題になりました。この大会はJリーグを代表して出場をしたガンバ大阪が見事に優勝をしました。

その後、2012年に再び同じコンセプトのもと「ハワイアン・アイランズ・インビテーショナル」という名で大会が再び開催され、この時のJリーグ代表は三浦知良選手擁する横浜FC、優勝したのは韓国・Kリーグ代表の釜山アイパークでした。