『BT』など各メディアは21日、「デンマーク代表FWニクラス・ベントナーは、50日間の懲役刑を言い渡された」と報じた。
ベントナーは9月9日、コペンハーゲンでタクシー運転手を暴行し、顎を骨折させたとして逮捕された。そして11月2日に行われた裁判でベントナーには50日間の懲役刑が言い渡されていたが、彼はそれに控訴していた。
タクシー運転手が彼らの意に沿わない道を走ったとして、ベントナー夫妻は52クローナ(およそ650円)の運賃を支払うことを拒否。監視カメラの映像ではベントナー側が運転手を殴打した状況が記録されていた。
しかしベントナー側の主張によれば、料金を払わずに立ち去ろうとした際、タクシー運転手の側がペットボトルや缶を投げつけてきたため、正当防衛として殴打したとのことだった。
しかし結局裁判所は「その証拠が発見できなかった」としてベントナーの控訴を棄却したという。
これによりベントナーは50日間の懲役刑と1500クローネ(およそ2万6000円)の罰金刑が確定し、おそらく刑務所に入らなければならないとのこと。
なおタクシー運転手の側は、運転中にシートベルトを着用せず携帯電話を使ったとして解雇されており、さらに罰金処分を受けている。