かつてリヴァプールでプレーした選手が難病と診断され、29歳にして現役から引退することになった。『BBC』が伝えている。
リヴァプールで生まれ、リヴァプールで育成された元U-19イングランド代表DFスティーブン・ダービー。
彼は2006年のFAユースカップではキャプテンとしてリヴァプールの優勝に貢献した右サイドバックだ。
2012年から2017年までプレーしたブラッドフォード・シティではクラブの年間最優秀選手に選ばれるなど活躍。昨季からはボルトンに移籍していたが、昨年末以降はプレーできずにいた。
そんななか、MND(運動ニューロン疾患)と診断されたことで、29歳にして現役を引退すると発表した。
イングランド女子代表のキャプテンであるステフ・ホートンを妻に持つダービーは、「非常に厳しい時に素晴らしいサポートをしてくれたボルトンのチームメイト、監督、全てのスタッフに感謝したい」などとコメント。
このニュースにはブラッドフォードの会長も「本当に胸が張り裂けそうだ」とショックを隠せないでいるという。