今夏、イタリア4部チームで現役続行を決断して話題になった元フランス代表FWジブリル・シセ。
その彼がリヴァプール時代に経験した「イスタンブールの奇跡」での秘話を明かした。
2005年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝、リヴァプールは前半に3失点するも後半に同点に追いつき、PK戦の末にビッグイヤーを掲げることに。
シセは『RMC Sport』に対してこう述べたという。
ジブリル・シセ
「ジェラードがCL決勝のハーフタイムにしたチームトークは決して忘れないだろうね。
スティーヴンはスタッフにロッカールームから出るように求めた。選手たちだけにしたかったんだ。
全スタッフが部屋を出た。選手のケアをしていたフィジコさえもね。
スティーヴィーは言った。リヴァプールは自分にとって全てであり、CL史上に残る笑いものにはなりたくないと。
そして、もし皆が自分のことをリスペクトし、キャプテンとして愛してくれているなら、立ち直ってこの試合を取り戻せと。
彼は反撃の1点目を決めて、PKも獲得した。彼の後半のプレーは並外れていたよ。試合が終わった時には右サイドバックとしてプレーしていた。
彼はクレイジーな試合をしたよ。でも、心に永遠に刻まれるのはあのハーフタイムスピーチだろう」
シセは85分から出場しており、PK戦では2本目を決めている。
ただ、元リヴァプールDFでこの試合にもフル出場したジェイミー・キャラガーはこの話を否定。
I don’t think so, maybe I left with the dressing room with the staff!
— Jamie Carragher (@Carra23) 2018年9月9日
「(こんな話は)なかったと思う。自分はスタッフたちと一緒にロッカールームから去ったのかもね!」ということだが…。