先日はセリエBでストライキ騒動が発生するなど、各クラブの経営状態が不安定なことで混乱しているイタリア。
そして、3部に当たるセリエCでも現在開幕が不透明な状況になっている。
セリエCは3つのグループに分かれて戦うシステムになっているのだが、こちらでも登録できないクラブがいくつも発生した。
アンドリア、メストレ、レッジアーナ、ヴィチェンツァが破産してしまい、今季を戦えなくなった。
その一方、ノヴァーラやカターニア、シエナ、プロ・ヴェルチェッリ、カターニアはセリエBへの昇格を訴えている。アヴェッリーノ、バーリ、チェゼーナが破産したため、セリエBのチーム数が3つ減ったからだ。
参加チームが決まらないことからグループ分けすらできなくなり、セリエCの開幕はこの段階でも不透明に。
結局リーグ委員会はシーズンの開幕を9月まで延期しており、現在は9月8日にスケジュールを決めることになっているという。
イタリアではこの16年間で153ものクラブが破産、あるいは吸収合併されており、今季もほぼ例年と同じ数のチームが姿を消すこととなった。