初戦でコロンビアを2-1で下し、最高のスタートを切ることに成功した日本代表。
第2節では同じく勝点3を獲得しているセネガルと対戦することになり、グループ首位争いという形になった。
セネガルは序盤、高い位置からボールを奪う意識を見せたほか、右サイドのイスマイラ・サール、昌子源にぶつけたエンバイ・ニアングを積極的に使っていく。
日本はこのエリアで後手を踏み、押し込まれる状況が多くなってしまった。そして11分、セネガルの右サイドバックで起用されたムサ・ワゲのクロスから失点してしまう。
原口のクリアがファーポストに詰めていたユスフ・サバリに渡り、そこからのシュートを川島がパンチング。その目前にポジションを取っていたサディオ・マネに当たり、ゴールの中へと吸い込まれた。
しかしその後、徐々に日本がペースを掴み始める。縦パスから外から外へと組み立てていき、34分には同点に追いつくことに成功。ロングフィードを受けた長友が起点となり、乾が中へカットインからシュートを放つ。ゴール右隅に決まり、試合を振り出しに戻した。
後半はセネガルがトップ下を置く4-2-3-1に変更し、前線の厚みを強化。必然的に日本はカウンターを起点とした攻撃が増え、追加点を狙い合う。
そして、次のゴールを奪ったのはセネガルだった。サバリの折返しをニアングが流し、上がってきたワゲが豪快なシュートを決める。
厳しい状況に追い込まれた日本は、香川と原口を下げて本田と岡崎を投入。そして78分、大迫のクロスからペナルティキック左に飛び出してきた乾からのパスを、本田がゴールの中へ押し込んだ。スコアはこれで2-2となり、このまま試合は終了した。
2度リードを許しつつ、その度追いつくことに成功した日本。厳しい試合で勝点1を獲得することに成功し、ベスト16進出に向けてまた一歩歩みを進めた。