前回大会でドイツを相手に7-1の大敗を喫し、4年越しのリベンジを期すブラジル代表。今大会の初戦は欧州の雄スイスとの対戦となった。
怪我で大会への参加が危ぶまれたネイマールも、状態は100%ではないとのことだが先発出場。
序盤からボールを支配するブラジルは、個の力をベースにして押し込んでいく。
そして20分、クリアボールを拾ったフィリペ・コウチーニョが「ザ・コウチーニョ」といえるようなコントロールミドルを叩き込み、先制点をゲットした。
一方のスイスは、シャキリとツバーの両サイドをオープンにして生かしつつ反撃を狙っていく。
対するブラジルはのらりくらりと「らしく」試合を進めていったが、50分のセットプレーが展開を変えた。
スイスは右からのCK。中央でツバーがミランダの背中を軽く押してスペースを作り、フリーでヘディングを叩き込んだ。
その後ブラジルはフェルナンジーニョ、レナト・アウグスト、そしてロベルト・フィルミーノを投入。終盤にはセットプレーから連続して大きなチャンスを迎えるも…ゴールは奪えず。スイスが体を張った守りで耐え抜いた。
決勝トーナメント進出が有力だと言われたブラジルとスイス。しかしこの引き分けでグループEは混戦模様になりそうだ。