6月6日、全国各地で天皇杯の2回戦が行われた。

ガンバ大阪、名古屋グランパスが敗退する大波乱となった2回戦だが、ノエビアスタジアム神戸ではJ1のヴィッセル神戸と福岡大学の試合が行われ、ホームの神戸が3-0で快勝。プロの意地を見せつけた。

その試合で少し不思議な出来事が起きた。神戸MF三田啓貴の背番号が「8番」だったのだ。

ご存知の通り、先日、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの神戸加入が発表された。

世界的スターのJリーグ参戦はワイドショーなどでも取り上げられるほど大きな話題となったが、同時に注目を浴びたのが背番号問題。

バルセロナで10年以上身に着けた背番号8はイニエスタの代名詞とも言われ、日本での入団会見の際に手渡されたユニフォームの背中にも8番がペイントされていたが、その番号は既に三田が着けていた。

後日Jリーグがユニフォーム要項を改訂し、シーズン中の背番号変更が可能となった。それによって三田が8番を譲る形で新たに7番を着けることになり、6月2日のルヴァンカップ・プレーオフステージ第1戦から新しい背番号を着用している。

ではなぜ6日の試合では再び背番号8を背負ったのだろうか。

その答えは、Jリーグと天皇杯では運営組織が異なり、「天皇杯では背番号変更が認められていない」からである。

J1~J3、ルヴァンカップを運営するのはJリーグだが、天皇杯はJFA、つまり日本サッカー協会が管轄する大会である。

今回、三田はJFAの大会規則に従い、大会前に登録されていた背番号8を着けたというわけだ。

そうなると、このまま神戸が勝ち上がり、イニエスタが代表戦を終えてチームに合流した場合、再び彼らが何番を背負うのかという疑問も生じる。

イニエスタが8番以外のユニフォームで登場するレアケース発生となるか、あるいはJと同じくまさかの規約変更ということになるのか。

どちらにしても注目である。