『Stuff』は11日、「ウェリントン・フェニックスのオーナーは、シドニー南西部のコンソーシアムにフランチャイズの半分を売却する方針だ」と報じた。

オーストラリアサッカー連盟(FFA)のデイヴィッド・ギャロップ会長はすでに関係者と会談を行っている。

メディアではすでに両当事者の間では覚書が交わされていると伝えられている。

異例の合併であることからFFAからの承認が必要になるが、実現すればなんと本拠地がサウスシドニー&ウェリントンの2つとなる。

これはオーストラリア、ニュージーランドの2国同時に本拠地を置くということになり、おそらく世界初となるケースだ。

計画によれば、チームの練習場はシドニー南部に設置され、一部ホームゲームがキャンベルタウン・スタジアムで行われるという。

チームカラーは白と黒に変更されるが、ウェリントン(ニュージーランド)での試合のときのみ元の黄色と黒のユニフォームを着用するとのこと。

Aリーグのフランチャイズ権は、オーナーになりたい者がオーストラリアサッカー連盟から購入する形となる。

ウェリントン・フェニックスは2019-20シーズンにその契約が満了になるが、経営が思わしくないことから売却の噂が流れていた。

ただし、やはりFFAが検討しなければならない法的要因は、「ライセンスを半分売るということが可能なのか」ということと、ウェリントンがニュージーランドにあるという2つの点だそう。

もしこの2つの点を乗り越えた場合、Aリーグにはなんとも複雑なバックボーンを持つクラブが生まれることになる。

また、サポーターがこの場合どうなっていくのかという点も興味があるが…。ウェリントン・フェニックスのファンはそれでも応援するのだろうか?

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