2日に行われたJ1第12節、横浜F・マリノス対ジュビロ磐田の試合は1-3というスコアで終了した。
今季苦しんでいる横浜FMは前半から2失点し、この試合も守備面での一貫性を欠いた。
一方磐田はハーフタイムまでに2点のリードを奪い、さらに後半13分にも田口泰士の追加点が決まっていた。
そして試合終盤に事件が起こる。横浜FMが後半29分に仲川輝人のゴールで2点差に詰め寄ったあとだった。
遅延行為でイエローカードを受けた磐田DFギレルメの怒りが収まらず、35分にはファウルの判定を巡って2枚目の警告を受ける。
すると突然横浜FMのMF喜田拓也の臀部を蹴り上げるという愚行に及び、大井健太郎に抱えられながらも怒りは収まらず。
ギレルメはさらに横浜FMのスタッフに向かって肘打ちをするなど暴走。両チームの関係者が総出で事態を収めにかからなければならなかった。
そして試合後、インタビューに答えた磐田の名波浩監督は以下のように話したのだ。
名波浩
「3ポイント取れたのは非常に嬉しいですけど、まず1選手がスポーツマンとしてあるまじき行為をしてしまって、チームを預かる身としては、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ああいったことが起きた事自体間違っていると思いますし、あとできつく言いますけれども、クラブとしても大きな処分を課そうと思っているので。
このゲームを見に来てくださったマリノスサポーターとジュビロサポーター、それから関係各位の皆様には、本当に申し訳ありません」
明治安田生命J1リーグ 第12節
横浜FM 1-3 磐田(日産ス)https://t.co/lMgf1iwvh6#jubilo#ジュビロ#DAZN
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) 2018年5月2日
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磐田公式サイトに掲載されているコメントによれば、「彼は時に感情をコントロールするのが難しい選手で、それも分かっていて獲得をして、そして彼に寄り添ってきました。家族が2週間ほど前に日本に来たのですが、それまではメンタルコントロールが難しい状況でした」とのこと。
家族が日本に来たことによって少し高をくくっていたところがあったと明かし、名波監督はそれを反省しているとも。
今回の事件により、ギレルメにはジュビロ磐田からだけではなくJリーグからも何らかの処分が言い渡される可能性が高いとされている。